〜 社会をつくる学びを提案する 生涯学習社会の学術総合情報誌 〜

900号(2021年6月号)

◆「社会教育」6月号(増大号:144構成):創刊900号の2つの特別企画

『社会教育』編集長の近藤真司です。
 雑誌「社会教育」は6月号で創刊900号となります。1946年7月に「教育と社会」として創刊、1950年2月号で「社会教育」に改題、以降刊行を継続してきました。
 巻頭言は銭谷眞美東京国立博物館長(日本青年館理事、元文部科学事務次官)が「社会教育の明るい未来を考える」を寄稿、これからのキーワードに「地域」「多様な主体」「ネットワーク」をあげています。社会教育は「地下水の働き」にも似て、地表から見えなくても地上の万物を根底において培い育てる活動でもあると述べています。
 「特別企画1」に4つの論考があります。
 まず、横尾淑子科学技術・学術政策研究所が科学技術白書から「2040年の未来社会予測」について解説します。科学技術をどのように利用して幸せな社会を築くのかは、私たちの選択にかかっていると指摘、科学技術や社会の急速な変化に対応して適切な選択を行うためには、生涯を通して学び続け、自分事として未来について考え、議論を重ねる必要があると提案しています。
 次に、立田慶裕神戸学院大学教授が「生涯学習のためのリテラシー」として、ユネスコにおけるリテラシー研究の動向、OECDのリテラシー研究、SDGsの視点からの「生涯学習のリテラシー」を紹介しています。
 続いて、山口裕也杉並区教育委員会教育長付主任研究員が「社会教育政策は、何のために、何を為すーコロナ禍における孤立の根から考える」を寄稿しています。「学びの構造転換」「公教育の構造転換」を「難問を根元から引き抜く」を通じて実現する方法を提案しています。
 4つ目は、小田勝己サステイナブル社会研究者が「サステイナブル社会と教育」を寄稿、農林水産分野の人たちが蓄積してきた学びの経験を生かすことを提案しています。
 「特別企画2」として1つの論考、創刊直後の時代の社会教育連合会の刊行図書、1946年から2021年の本誌創刊号から900号までの特集テーマを紹介しています。
 佐々木英和宇都宮大学教授による「『法律にいう社会教育』概念の歴史的考察ー教育基本法の改正前後の比較を基軸に置いた覚え書きー」には、教育基本法、社会教育法、文部省設置法における「社会教育の定義」の違いから、その変遷の重要なポイントを抽出して、社会教育とは何かの実像を浮き上がらせる視点を提示しています。
 本誌の創成期にあたる1946年から10年間に、社会教育連合会、全日本社会教育連合会の刊行した図書出版について蛭田道春大正大学名誉教授が解説しています。
 雑誌「社会教育」(創刊当時は「教育と社会」)の1946年7月号の「発刊のことば」と改題した「社会教育」1950年2月号の「創刊の詞」をそれぞれ全文紹介しています。この「ことば」と「詞」は是非ご一読をお勧めします。終戦直後から再建の決意、それは社会教育を通じた民主主義の構築、それは「自由と民主の原則に基づく政治・経済・社会・文化・教育等国民生活の全分野に亘る画期的革新が急速度をもって行われつつある」「学校教育を包括した、国家と国民に精力的方向を与えんとする新時代の社会教育の任務がある」と「発刊のことば」に記されています。
保存版としても、活用できます。戦後の社会の変化に「社会教育」がどう向き合ってきて、その「エッセンス」生かしながら未来を構築していく、基礎資料でもあります。

○"得る"Cafe ホームページ http://social-edus.net/



最新号案内

2021年6月号(900号)
定価1,265円
今月号表紙

特集

創刊900号

特別企画1:社会教育のニューノーマル 大人の学びは、社会は、どう変わる

特別企画2:社会教育のエッセンスを抽出する


(先月号)
先月号表紙




社会教育行政職員のための「虎の巻」
Books
社会教育行政職員のための「虎の巻」
(2020年4月7日 発行)

著/井上昌幸 定価:1,100円

社会的セーフティネットの構築

編/岩崎久美子 定価:1,650円


著/「学びのクリエイターになる!」実行委員会 定価:880円
学びのクリエイターになる! 著/「学びのクリエイターになる!」実行委員会
  定価:1,100円
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「事務所移転のお知らせ」
 財団法人全日本社会教育連合会は財団法人日本青年館と2012年10月18日に合併し、
2012年11月号より月刊誌「社会教育」は、財団法人日本青年館が発行することになりました。
 また、財団法人日本青年館は、2014年4月1日より一般財団法人日本青年館となりました。
 詳しくはこちらをご覧ください。
 
日本青年館 公益事業部 「社会教育」編集部
〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町4-1 日本青年館5階 TEL 03-6452-9021 FAX 03-6452-9026
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